「富士の裾庭」と「多重の家」がグッドデザイン賞を受賞しました。

小さな家族が集まって暮らす、新しい共同体。これは三世帯が集まって暮らす住宅群である。建築家夫婦、その友人家族とその母が、隣り合う別々の敷地に、それぞれ小さな子供たちを共働きで育てながら暮らしている。家族が、中庭を囲んで集まり、家を開放し、まちを共有するようにともに暮らす、共助の住まいの提案である。

静岡県富士宮市にあるクレーン工場の事務所兼休憩所。 富士山に隣接する敷地であったが、敷地内はクレーンが鎮座し、大きな物音が響き渡り、敷地と富士山のもつ環境は切り離されていた。 事務所と道路境界の間に、富士山の溶岩のパターンをもつFRPパネルで囲われた庭をつくることで、敷地を富士山のもつ豊かな環境と再接続しようと考えた。